吉田五十八設計の住宅 | 朝霞市・志木市・新座市・和光市・練馬区・板橋区等の注文住宅

お知らせ・コラム

吉田五十八設計の住宅

今年の1月から関東にある「吉田五十八」設計の住宅を見学してきました。いずれも50年近く前の建物ですが、モダン建築を日本の木造建築で表現しようとデザインされている挑戦的な住宅です。

1/9大磯「吉田茂邸」。オリジナルは火災で焼失しているので、これは資料を元に再建された建物です。正面のガラス張りの部屋が応接スペース。2階に吉田茂の寝室があります。寝室の窓からは富士山が見えました。公園として整備され駐車場もありました。

 

 

1/9同日 葉山の「山口蓬春」邸。既存の建築物を増改築した住居部分と新築されたアトリエ。この和室の写真は生活スペースですが、天井の意匠に吉田定番の吹き寄せ目地、障子の鴨居を吊っているのは金属ボルト、見えないように巧妙に処理されています。広縁は畳の間より床を下げて、椅子に座った目線と和室に座った目線の高さが近くなるようにされています。使い込まれた様子がとても素敵です。

 

 

 

 

 

 

同じく山口蓬春邸のアトリエ。内観の写真は撮れませんでしたが、木造で近代建築を取り入れるとこんなふうになるんだなあ、と感激しました。

 

 

 

1/29 成城「猪俣」邸 個人所有宅が世田谷区に寄付されて、見学することができます。玄関へのアプローチで見える屋根の重なりがとても美しいです。居間は全面開放の引き込み建具で庭とひと続きになります。茶室もモダンです。

 

 

2/5山梨 清春芸術村に移築された「梅原龍三郎」アトリエ。内部に立ち入ることはできませんが、林の中にひっそりと佇む小さなアトリエは窓から覗くことができます。この清春芸術村には、安藤忠雄や藤森照信の作品があります。こちらも必見。

 

 

2/13御殿場「旧岸信介」邸。来客、接客用のスペースの平屋部分と住居の2階建て部分。正面の応接は2方向が庭に向かって全開放できる窓で、アルミサッシで作られています。公園は和菓子のとやらさんが運営していて建物となりに店舗があります。駐車場完備。12月には住居部の特別公開があるそうです。

 

5/2鎌倉「吉屋信子」邸。5月連休中だけ一般公開。鎌倉の静かな住宅街の奥にあり、見逃してしまいそうな普通感。北側の裏庭に面した書斎の光の取り入れ方が素敵です。

 

 

 

番外編 吉田五十八設計の「成田山新勝寺本堂」大きく張り出した屋根の軒裏は伝統建築のディテールとは異なりシンプルに変更されています。

 

 

 

東京には吉田五十八設計の美術館が3つ残っています。次回はこれらを巡ってみます。To#

月別ブログ

ページ上部へ戻る