レーモンドの住宅 | 朝霞市・志木市・新座市・和光市・練馬区・板橋区等の注文住宅

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レーモンドの住宅

 To#です。高崎市美術館に併設された「旧井上房一郎邸」を見学してきました。2回目の訪問です。この住宅は、建築家アントニン・レーモンドの自宅を完全コピーした建物です。


 アントニン・レーモンドは、大正時代にフランク・ロイド・ライトの助手として、旧帝国ホテル建設のために来日。その後日本に移住し戦前から戦後まで、日本に設計の拠点を置き活動した人です。
井上房一郎は高崎市の実業家。ブルーノ・タウトのパトロンとして有名ですが、レーモンドとも親交があり、自宅の焼失を機に麻布のレーモンド自邸(昭和26年築)を写した住宅の建設を思い立ち、レーモンド邸の図面借用、実測を行い完全なコピー(左右反転していますが)を建設しました。ちなみに高崎市にはレーモンド設計の音楽ホールが現存しています。そしてこの建物は平成22年より高崎市により公開されているもので、美術館が併設されています。

 

 この住宅はレーモンド・スタイルをよく表現した建物として貴重です。戦後の物資不足のため建築材料や納まりはローコストに徹していますが、空間の質の豊かさは現代の私達にも大変参考になります。居心地のよさは、仕上げ材料の価格には依存しないんですね。

 現在の日本の住宅デザイン大きな流れは、当時のレーモンド建築事務所に所属した建築家達(やその弟子)が形作ってきたものです。こうした記念碑的な建築が大切に保存されているのは素晴らしいことだと思いました。

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