住宅を購入する際には、多くの方が住宅ローンを組むことになると思いますが、その際に同時に加入することが多い団体信用生命保険。
住宅を購入するのであれば、それがどのような保険なのかしっかり保障内容などを理解しておく必要があります。
ここでは団体信用生命保険とはどのようなものか、加入の際の注意点などを見ていきましょう。
団体信用生命保険の種類
団地信用生命保険には、大きく分けて3種類あります。それぞれで保障内容が異なりますので、それぞれの保障内容を確認しておきましょう。
【通常の団体信用生命保険】
通常の団体信用生命保険は、ローンの契約者が死亡、または高度障害状態になった際に、ローンの残額が完済されるという仕組みになっているものです。基本的に死亡や高度障害状態に備える団体信用生命保険は保険料が無料となっています。
【三大疾病特約付団体信用生命保険】
三大疾病特約付団体信用生命保険は、ローンの契約者が死亡、高度障害状態になったときの保障に加え、三大疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞)になったときにもローンの残額が完済される仕組みの保険です。三大疾病特約付団体信用生命保険の場合、基本的に年0.25%ほどの金利が上乗せされます。金融機関や商品によって差がありますので、事前に確認するなどしておくようにしてください。
【八大疾病特約付団体信用生命保険】
八大疾病特約付団体信用生命保険は、ローンの契約者が死亡、高度障害状態になったとき、そして上記の三大疾病に加え、五大疾病(糖尿病、高圧性疾患、肝硬変、慢性膵炎、慢性腎臓病)になったときに、ローンの残額が完済されるものです。金利の上乗せは基本的に年0.3%ほどで、これも金融機関や商品によって差がありますので加入前に確認しておくといいでしょう。
加入するなら押さえておきたい団体信用生命保険の注意点
団体信用生命保険に加入するなら前もって知っておきたい、団体信用生命保険の注意点をご紹介しましょう。
・すべてのリスクをカバーできるわけではない
団体信用生命保険ですべてのリスクをカバーできるわけではありませんので注意しておきましょう。例えば病気や怪我で働けなくなったという場合は、保障の対象外です。そのようなときに備えたいのであれば、別で住宅ローンサポート保険などに加入するといいでしょう。
・健康状態次第で加入できないこともある
団体信用生命保険に加入する場合、健康状態を告知する必要があります。健康状態に問題があった場合は加入できないことがありますので注意してください。持病があるなどの場合は、条件が比較的緩いワイド団体信用生命保険などへの加入を検討してみるといいでしょう。
団体信用生命保険に加入しておくことで、契約者に万が一のときがあったときに、残された家族が負債を抱え込むという事態を回避することができます。保障内容などを事前にしっかり調べてから加入するようにしてください。