玄関は、ただ靴の脱ぎ履きをするだけの場所ではありません。
その家を訪れたお客様が最初に目にする場所であり、住宅の顔のようなものです。玄関はその家の第一印象につながりますので、雰囲気作りにこだわって、いろいろと工夫することが必要です。
注文住宅を建てる際は、しっかりポイント押さえ、使い勝手はもちろん、お客様に良い印象を与えることができる場所にしましょう。
ここでは、注文住宅を作る際に押さえておきたい、玄関づくりのポイントをご紹介します。
窓などを設置して明るい空間にする
気持ちの良い雰囲気を作るには、やはり明るさが重要なポイントです。
いくら内装にこだわっていても、辺りが薄暗ければ良い印象は与えられません。明るい玄関を作るためには窓の存在が必要不可欠です。電気をつけなくても自然な光が差し込むよう、日当たりの良い向きに窓を設置して、日光を玄関内部に取り込むようにしましょう。
しかし、家の向きやスペースの問題で、窓を設置できない、または設置しても思うように日光が差し込まない、というケースもあると思います。そのような場合は、玄関の天井を高くし、トップライトを設けるなどして高所から光が玄関に注がれるようにしましょう。気持ちの良い玄関づくりのポイントは、明るい空間作りであると心がけてください。
玄関収納を充実させる
玄関には家族分の靴や、傘、ときには自転車など、ものが置かれることが多く、油断をすると乱雑な印象になりやすいものです。
玄関には収納を設置して、土間部分にものが溢れてしまわないようにしましょう。玄関収納には、下駄箱はもちろんですが、ほかにも玄関内部の脇に納戸(シューズクローク)を設ける、壁面にクローゼットを設けるなど、アイデアがいろいろあります。間取りを決める際に検討してみてください。
せっかく明るい玄関にしても、ものが乱雑に散らかっていては気持ちの良い空間であるとは言えません。収納を充実させて、綺麗にまとまった玄関になるようにしましょう。
スペースを広めに
やはり、気持ちの良い空間を生むためにはある程度の広さが必要です。広さがあれば、ある程度ものがあってもさほど気になりにくくなりますし、複数人の来客があっても無理なく迎え入れることができます。
また、高齢の方と一緒に暮らしているのであれば、高齢者が靴の脱ぎ履きがしやすくなるようベンチやイスを置くこともできるようになりますし、朝、みんなが出かけるときでも「靴を履くための順番待ち」といったことも起こりにくくなるでしょう。
広々とした空間は気持ちが良いものです。
玄関を作る際は、靴を脱ぎ履きするだけの場所とあなどらず、ある程度の広さは確保するようにしてください。
気持ちの良い玄関を作るためには、明るく、まとまった、広い空間にすることがポイントになります。
注文住宅を建てようと考えている方は、ここで紹介したことを参考にして、気持ちの良い玄関を作れるようしてみてください。