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サッシ素材の種類と性能について 日本のサッシは遅れている?!

2020年9月11日カテゴリ:


 

現在、少しずつ住居の高断熱化が進み、壁や屋根の断熱材に注目されるようになってきました。しかしながら、住居の断熱性は壁や屋根だけ断熱性能を上げても不十分だといいます。窓を介して住居内の暖かい温度が逃げてしまうからです。今までの日本では、窓の断熱性能にあまり注目されることがなく、最も普及されているのは断熱性能の低いアルミサッシです。そこで今回は、サッシの種類と性能を比較してみたいと思います。

 

サッシ素材の熱伝導率を比較

まず、現在普及している主なサッシ素材の熱伝導率を比較してみましょう。熱伝導率とは、熱の伝わりやすさを指し、熱伝導率が低いほど断熱性が高いといえます。
アルミニウムの熱伝導率(W/m・K)は「210」で最も高く、これは金属全体の中でもひときわ高い数値となっています。
次に、近年注目されている樹脂(塩化ビニル樹脂)を見てみると、熱伝導率は「0.17」となっており、アルミニウムと比較して1200倍も熱を通しにくいことがわかります。また、木材はさらに熱電率が低く「0.12」となっています。ただし、木はその樹木によって異なり、針葉樹は低め、広葉樹は高めの傾向があります。

 

サッシの素材の特徴

アルミニウム

アルミニウムは金属の中でも軽量で、加工がしやすく大量生産が可能で安価であることから現在日本で最も普及しています。サビにも強く耐久性や対候性も高く、複雑な形状のサッシでも精度高く生産することが可能なことも大きな特徴です。素材が軽いので窓の開け閉めが楽というメリットもあります。
しかし、熱伝導率はかなり高いため断熱性に関しては性能が低いという注意ポイントもあります。世界的には住宅用サッシとしてあまり利用されておらず、アメリカでは約半数の州でアルミサッシの利用が禁止されているのです。

樹脂

樹脂サッシは、ドイツやイギリスでは60~70%の高いシェアを誇っています。日本では、その断熱性の高さから北海道や東北地方の寒冷地を中心に普及してきましたが、最近では全国的に住居の断熱性が求められるようになってきたため、他の地域でも普及が広まってきています。また、断熱性に加えて遮音性が高いのも特徴です。
サッシの素材として利用される硬質塩化ビニル樹脂は、アルミニウムと比較して強度が劣るため、枠に厚みをもたせる必要があり、窓開閉が重くなることが欠点と言えるでしょう。

木製サッシは断熱性が高く、自然素材の温かみや高級感のある素材として人気があり、北欧を中心に広く普及しています。最近では日本でも徐々に人気を集めており、木製サッシメーカーからさまざまなバリエーションの木製サッシが販売されています。
木製サッシの欠点は、樹脂と比較してもコストが高いことです。また、木製は対候性を向上させるために、定期的な塗装メンテナンスを必要とします。特に日本の高温多湿な環境下では、木質素材を美しく保つにはメンテナンスに手間をかける必要があるため、実用的ではないと言えるかもしれません。

複合サッシ

複合サッシとは、部屋の外側がアルミニウム、内側に樹脂または木と使用した合わせ技のサッシです。外側をアルミニウムにすることで対候性を維持し、内側に樹脂や木を使用することで断熱性や美観を備えることができるのでいいとこ取りと狙った商品だといえます。
複合とすることで樹脂や木の単体よりは断熱性が劣りますが、従来のアルミサッシ単体よりも結露の軽減ができ、樹脂単体よりも比較的軽量となるため、普及が広まってきています。

 

樹脂素材はアルミと同様、大量生産によるコストダウンをしやすいため、断熱性が求められるにつれ、コストダウンされ普及率も高まると予想されています。また、各メーカーにより、複層ガラスと組み合わせたり、特殊な部材をサッシに挟んだり、サッシ枠をスリム化したりと、機能性と美観性に工夫を凝らした商品が出てきていますので、比較し検討し、納得できるサッシを探してみて下さい。

 

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