オーソドックスな床材といえばフローリングが思い浮かびますが、最近ではタイルを床材としてチョイスする方も増えています。タイル材はもともと玄関の床や水回りなどに採用される素材ですが、おしゃれな室内にしたいのならキッチンやリビングにもタイル床を取り入れてみましょう。
ここでは、床材としてタイルを取り入れるメリットや、知っておきたいポイントについてご紹介いたします。
タイルの床材を取り入れてみよう!
タイル材は、注文住宅のあらゆる床に用いることが可能です。また、リフォームにあたってフローリングからタイル材の床に変える方も増加しています。床材にタイルを使えば、海外の洋風建築や高級ホテルのような室内に仕上げることもできますよ。
タイルには磁器質や陶器質、せっ器質、テラコッタやセラミックといった種類があり、それぞれに見た目の雰囲気や質感が異なるものです。さまざまなタイル素材をチェックし、好みのものを選んでみましょう。
床材にタイルを取り入れるメリット3つ
汚れがつきにくく、掃除しやすい
タイル材は耐水性が高く、汚れがつきにくいという良さがあります。少しの汚れであればサッとお手入れをするだけでキレイになるので、掃除の手間がかかりません。
タイルの目地が汚れないかと気になる方もいると思いますが、近年では目地に抗菌加工された素材を使うことがほとんどなので、清潔に使い続けられます。
劣化しにくく、長く使い続けられる
タイルは衝撃に強く傷がつきにくいので、末永く使い続けられます。また、紫外線が降り注ぐ日当たりの良い窓辺であってもほとんど劣化が起こりません。
タイル床はフローリングに比べて初期費用が高くなりがちですが、一度施工してしまえばメンテナンスがほとんど必要ないので、結果的にお得になることもあります。
さまざまなデザインを選ぶことができる
タイル材にはたくさんの種類があり、自由に選べるのも嬉しいですね。石目調のものやカントリー風のもの、シックなデザインのものなどから、部屋のテイストに合わせて最適なものをチョイスしてみましょう。
タイルの床材を使うときの注意点
タイルの床材には多くのメリットがある一方、冬場はひんやりと冷えてしまうというデメリットもあります。とはいえ、温暖な地域ならあまり気にならないと思います。寒い地域でタイルの床材を使うときには、床暖房を導入するとよいでしょう。
タイルは硬くクッション性がないというのも気になるポイントです。硬さを和らげたいのなら、マットやラグを敷いて生活するのがおすすめです。
タイル材はデザイン性が高く、スタイリッシュな室内に仕上がるという良さがあります。またお手入れがしやすく長く愛用できるのもタイル材のメリットといえるでしょう。
注文住宅を建てるにあたって、どのような床を選ぼうかと迷っている方は、ぜひタイルの床材を選択肢の1つに加えてみてくださいね。