ヒトの人生の1/3を占める「睡眠」は、体や脳の疲れを癒す重要なもの。そのため、家づくりの際には「ぐっすり眠れる寝室」を考えることが大切です。
これから家づくりをする方のために、リラックスしてぐっすり眠れる寝室作りのポイントを5つご紹介します!
「安眠しやすい寝室」とはどのようなもの?
寝室が安眠しやすいかどうかは「寝室の位置」「防音・遮光性」「窓の大きさ・位置」によって大きく変わります。
例えば、リビングのすぐ隣に寝室があると、夜中にTVの音や生活音などが気になって眠りにくくなるでしょう。
また、窓が多すぎたり大きすぎたりすると「朝日がまぶしい」「窓から冷気が伝わって寒い」などの理由で、睡眠の質が落ちてしまいます。
“安眠しやすい寝室”を作るには、これらのポイントをしっかりと押さえながら家づくりを進めていくことが大切です。
細かな部分にまで気を配りながら寝室作りをして、理想の寝室を完成させましょう。
安眠できる寝室作りのポイント5つ
心も体もリラックスでき、ぐっすり眠れる寝室を手に入れるには、以下のポイントを押さえて寝室作りをしましょう。
寝室の広さ
寝室の広さは寝室作りでも重視したいポイント。
ベストな広さはベッド派か布団派かによっても変わりますが、十分な収納スペースとスムーズな動線を考慮すると、6~8畳は欲しいところです。
狭く息苦しい印象の部屋にならぬよう、余裕を持ったスペースが確保できる広さにするとよいでしょう。
寝室の位置
寝室作りでは、寝室の配置次第で安眠できるかどうか左右されます。
家族が集まるリビングや、玄関・道路沿いの部屋に寝室を設けると、生活音や騒音が気になってぐっすり寝られなくなってしまうことも。
安眠できる寝室を作るには、家の中でいちばん音が気にならなさそうな位置に寝室を設けるか、吸音・防音効果のある壁を採用すると効果的です。
窓の大きさや位置
寝室に大きな窓があると開放感が得られる反面、朝日がまぶしくて早々に目が覚めてしまう……なんてことも。
さらに、窓が大きくなればなるほど耐震性、断熱性がダウンしやすいため、大きさ選びは慎重におこないましょう。
窓の位置に関しては、西日が入る「西側」を避けるほか、ベッドの頭上やすぐ横に窓を設置しないことも大切です。
東側に窓を設ける場合は、朝日が目に直接入らないように窓の位置を上にずらしたり、細長い窓にしたりといった工夫をしてみましょう。
照明
寝室の照明は部屋の雰囲気を大きく左右します。例えばダウンライトなら、ムーディーで落ち着いた雰囲気に。
明るい寝室が苦手な方や、お休み前は部屋を暗くしてリラックスしたい方向けです。
シーリングライトは部屋全体を明るく照らしてくれます。
ちなみに、調光機能付きのシーリングライトなら、リモコンで明かりを操作することができて便利です。
収納
ベッドの周りに余計なものを置くと、気が散ってしまいなかなかぐっすりと眠ることができません。
そのため、寝室作りの際は衣類や小物などを収納できる「ウォークインクローゼット」をつけておくことをおすすめします。
ウォークインクローゼットがあると、朝起きてから着替えるまでが寝室内で完結するので、時短にもなりますよ。
家を建てる際は、リラックスできる寝室作りを!
日々の疲れを癒し、リラックスして過ごせる寝室を作るには、「安眠できる環境とは何か」を知ることが大切です。
今回ご紹介したポイントをもとに、体と心を癒せる寝室作りを心掛けてみてくださいね。